不安セルフマネジメント法

不安とは、目の前の出来事を危険な状況と脳が判断したときに

体が反応する状態です。

不安がなければ、高いところから飛び降りてケガをしたり

速度制限を破って危険運転も平気でする可能性があります。

したがって、不安はなくてはならない大切な感情。

しかしながら、極度な不安は、回避、不快な身体的・精神的症状

そして認知的症状を導くことになります。

《不安症のサイクル》

*不安

不安を生じさせるような状況は、気苦労、恐れ、動悸、発汗、打ちのめされるような気分になるという不快な症状を引き起こします。

*回避

この不安な症状を避けるために、不安を生じさせるような状況を回避しようとします。

例)・テストを避けるために、学校を休む

  ・プレゼンを避けるために、仕事を休む

  ・薬やアルコールに頼って、一時的に苦しみを忘れようとする

  ・決断を先送りする

*短期的な不安の解消

不安を生じさせるような状況を回避することで、痛み止めで頭痛の痛みが消えるように、苦しみを軽減することができます。不安による症状もなくなります。しかしながら、これは一時的なもの。

*長期的不安の助長

不安を生じさせる状況を回避したことで、不安から起こる症状がなくなることを脳は記憶する一方で、不安を助長させることになります。その結果、それ以降、不安による症状を悪化させ、また不安の回避を繰り返していくことになるわけです。

不安のサイクルを理解した上で、以下の4つの質問に答えてみましょう。

じっくりと考えて、きちんとノートに書き出してください。

*あなたが不安を感じるきっかけとなる3つの事柄は何ですか?

1.

2.

3.

*不安を感じているときに、現れる身体的症状を3つ挙げてみましょう。

1.

2.

3.

*不安を感じているときに、よく考えてしまうことを3つ挙げてみましょう。

1.

2.

3.

*不安を感じるときに、あなたが取る行動を3つ挙げてみましょう。

1.

2.

3.

これらの質問を通して、自分にとって不安を引き起こす要因、それがどのような身体的・精神的症状となって現れるのか、そして自分の回避の癖を知り、理解を深めることができるようになります。

理解を深めたら、今度は同じ状況になったときに回避しないようにしてみます。

たとえば、子どものときに、犬に追いかけられてとても怖い思いをし、それからずっと犬を避けてきた場合、犬への恐怖心はどんどん膨れ上がった状態になっています。

怖かったのは、そのたった一匹の犬だったにもかかわらず、犬全般が怖い状況になり、犬を見ると動悸が冷や汗が出てくるという症状がある。

今後も犬を避け続けた場合には、その恐怖心は更に膨れる一方ですが、一度犬に接することで、すべての犬が怖いわけではないと体感すれば、それまで犬に抱いていた恐怖心がなくなり、克服することも可能になるわけです。

NLPマスタープラクティショナー ミッソン慶子