私たちの思考パターンはこうして作られる

 

クリスマス本番、大人も子供もソワソワしているイギリスです。

少し前の記事(→こちら)で、ヨーロッパのお母さんが時間に遅れそうになっても、焦らずに学校の送り迎えをしていることについて書きました。

遅刻しないようにと娘を急き立てるくらいなら、少し遅れるくらい何でもない。

この先の娘の長い人生にとって、今日遅れたことなんてこれっぽっちも影響しないのだから。

それよりも毎朝私がイライラしているほうが、母娘のメンタルヘルスにとって悪影響なのです。

そんな内容の記事でした。

 
とはいえ、頭ではわかっていても「三つ子の魂百まで」。

フッとした瞬間にやはり自分の思考の癖が行動に出てしまうもの。

この「三つ子の魂」、私たちの思考パターンはどうやって作られるのでしょうか?

 

近所にトルコ人の家族が住んでいて、毎年クリスマスには子供たちにプレゼントをもってきてくれます。

今日トルコ人のご主人が例年通りプレゼントをもってきてくれました。

私も用意してあったプレゼントを渡そうと、玄関先でご主人に待っていてもらいプレゼントを2階まで取りに行きました。

その戻ってくる階段の途中で、トルコ人のご主人に「いいよ、そんなに焦らなくて」と言われたんです。

ハッ!やってしまった、またもや「必死の形相」!!

トルコには日本に好意的な方が多いので、おそらく暖かい目でこのご主人は見守ってくれていたのですが(と思いたい)、何も焦る必要ないのに、ものすごい勢いで階段を駆け上がり、駆け降りる「滑稽な日本人」に私はなってしまっていた・・・

そう、私は時間にキチンとしている日本人の中でも、特に焦りやすいタイプ。

この私の性格は、とてもせっかちな私の父親に起因しています。

 

私たちの思考パターン、そして「頭の中の変換キー」はいかに形成されるのか?

私の焦りやすい性格を例に説明します。

 

物心ついた頃の私は、ある時父親に「早くしなさい」と言われます。

ここの時点では「早くしなさい」と言われた単一の経験です。

ところが、その後何かにつけて「早くしなさい」と言われ続ける。

すると、私の頭の中でははとにかく「早くしないといけない」という「変換キー」ができあがるのです。

この「変換キー」が私の思考パターンに影響して、誰かが待っている状況になると、とにかく急がないとと思ってしまう。

相手が私のせっかちな父親ではない状況、相手が全然急いでいない場合でも、人が待っているという状況になると私の「頭の中の変換キー」が自動的に私に急げと指示を出すのです。

 

人が目の前の出来事に反応するには「刺激」という条件が必要になります。

 

刺激   ⇨  反応

 

それを私のケースにあてはめると、

 

人が待っているという状況  ⇨  焦る

 

となるわけです。

思えば、スーパーのレジで支払いをする際、バスから乗り降りする際、料理をする際、洗濯物をたたむ際、常に焦っている私(汗)

 

このように、人は過去の経験(特に幼少期)を通して自分の思考パターンを作り上げています。

 

子供の頃、仕事が忙しい父親に休日に遊んでもらおうとしたところ、何度か遊んでもらえなかった経験があるとします。

それは、いつしか父親から拒否されたという複数の経験として記憶されます。

その後、全く別の状況で他の人から同じように拒否されるという経験をすると、人からの拒否が確信へと変わるのです。

そして、自分は受け入れてもらえないんだと思うようになります。

その後同じような状況になると(=刺激)、怒りや悲しみなどの感情(=反応)が自然と出るようになるのです。

そんな思考パターンを作り上げるきっかけを作った大人にとって、それは日常生活の中の取るに足らない出来事にも関らず、それを経験した子供にとっては、その後の人生に大きな影響を与えることになってしまうわけなのです。

 

カウンセリングでは、クライアント様の性格や言動を一緒に振り返り、傾向を探ります。

そして、その傾向を刺激しているものが何であるのかを考えます。

そこから思考パターンや変換キー、そしてそれに伴う行動パターンを見つけていきます。

このプロセスを通してストレスの原因を見つけ、そのストレスを減らすための新たな思考パターンを導き出します。

 

自分で自分の人生の舵を取る そして自分のために自分の人生を生きる

 

一人でも多くの方に、人生の本来の意味に気づいてほしい。

そう思っています。

 

Momomimo

心理カウンセラー/NLPプラクティショナー ミッソン慶子

 


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