メンタルヘルスに一番効果的な薬とは?

メンタルヘルスに一番効く薬、それって何だと思いますか?

今日は、その薬について語られている動画を紹介したいと思っています。

 

イギリスでは、ロイヤルファミリーの人気がとても高く、若い世代のウィリアム王子、キャサリン妃やハリー王子に関する話題を目にしない日はないと言っていいくらいです。

当然アンチの人々も大勢いますが、いずれにせよ注目度が高いことは確かなのです。

 

そんなイギリスロイヤルファミリーの次世代を担うウィリアム王子、キャサリン妃、ハリー王子が行っているメンタルヘルスの啓発活動Heads Together

2017年に設立したこのチャリティー団体は同年に行われたロンドンマラソンへの参加を皮切りに、その活動を世に広め続けています。

今日ご紹介する動画は、そのロンドンマラソン開催を目前にして、メンタルヘルス啓発活動への取り組みについて三人が語り合っているものです。

国民から愛され影響力がある三人が、自分のメンタルヘルスについても触れながら、みんながメンタルヘルスについてオープンに会話できる環境づくりをしていく必要性について語っています。

 

自分の感情やメンタルの問題を誰かに話す、それだけで薬のような効果があるという新米ママの言葉をきいてHeads Togetherを立ち上げるに至った経緯。

幼いときに母親である元ダイアナ妃を失った両王子。特にハリー王子は、自分の心の傷について誰にも話さず向き合わないまま大人になってしまったことは間違いであったこと、自分と同じような境遇の子供には同じ過ちを繰り返してほしくないと語っています。

 

一人より二人、二人よりも三人

より多くの人がメンタルヘルスについてオープンに語れる環境こそが特効薬。

 

今イギリスではメンタルヘルスに対する国民の意識が変わろうとしています。

 

Momomimo

心理カウンセラー/NLPプラクティショナー ミッソン慶子

 

※動画の下に、全訳があります。

 

 

ハリー王子:このHeadstogetherというチャリティを始めようと言い出したのは君(キャサリン妃)だよね?なんでメンタルヘルスなの?

キャサリン妃:メンタルヘルスに関しては、私たちが今まで活動に関わってきた様々な分野に共通した問題だったでしょう。たとえばホームレス、退役軍人、私が関わった中毒患者や近親者と死別を体験した人たち。そこには常にメンタルヘルスの問題があったんこういった考えはあったけど、メンタルヘルスが私たち誰にでも本当は共通の話題として一緒に考えていこうというのがアイディアなの。メンテルヘルスに関して語ることは、難しく考えずに普通に話していいんだということを人々に伝えていく。

ハリー王子:会話がメンタルヘルスには薬のような効果があるって言ってたよね。

キャサリン妃:そう、実際に言ったのは私ではなくて、以前チャリティのイベントで出会った若いお母さんが言っていた言葉なの。メンタルヘルスに関する会話を誰かとするだけで、彼女にとっては薬みたいな効果があるって。それがきっかけだったわ。そっか、メンタルヘルスに関する会話をするべきなんだって気づいたの。それって話しにくいことだし、気まずかったりすることだけど。でも、彼女との会話がきっかけで、これを始めたいって思ったの。

ウィリアム王子:現代の子供は、僕たちが子供だったころと比べるともっと色々なプレッシャーをにさらされていると思うんだ。たぶん、それって世代ごとにみんな言ってきたことだと思うけど、でも、今の子供たちは不安に感じることに囲まれているよね。試験や各家庭の問題に苦しんだり、または友達との関係に悩んだり、そして、そこにSNSという問題が追い打ちをかけけている。そもそも家にこもって四六時中画面を見ているということ自体問題だけど、SNSの使い方によっぽど注意してきちんと管理ができなかったら、それ以上にたくさんの問題が起こってしまうよね。

ハリー王子:SNSを通すと常に自分以外の人間が幸せに見える。それが問題なんだよね。他の人は普通に幸せに暮らしている、じゃ悩みがある自分がおかしいんだって考えちゃうんだ。もし自分の問題をオープンに話せるような家庭環境であれば、問題に取り組んでいく力もできるし、学生時代、そしてゆくゆくは仕事でもうまくこなしていけるようになるけど逆もしかりなんだよね。

キャサリン妃:あなた(ウィリアム王子)自分の感情の変化についてよく話すでしょ?多くの子供を持つ親は、子育てを通してそういう感情の変化を感じていると思うの。特に初めての子供が生まれてから今までの生活が逆転してしまうけど、誰もそれに対して準備できないでしょ。

ウィリアム王子:子育てのルール本やトレーニングなんてないからね。先代から学んで、自分がうまく活かしていい結果になるように祈ることしかできないよね。

キャサリン妃:ウェールズのアングルシー島に行ったときのこと覚えてる?数週間、家族のサポートがあった後に、あなた(ウィリアム王子)は仕事に戻りたくて仕方なくて、「待って、私も一緒に行くわ」って言って、ジョージ(長男)を連れて強行スケジュールを敢行したわよね。子供が生まれてからのこの初めの数週間は

ウィリアム王子:勉強の日々だったね。

キャサリン妃:うん、本当にものすごい勉強量だった。

ウィリアム王子:自分に子供ができることで、自分の色々な感情や自分の人生について、新しい見方ができるようになった。どういうことで自分が感情的になるのかとか、何に影響されるやすいのかがわかるようになって面白いと思ったんだ。僕は、全然感情的な人間でないと思っていたんだ。でも、以前よりもすごく色々なことに感じやすくなっている。

キャサリン妃:それは、航空隊員の任務をしているときに、特に感じるのかしら?

ウィリアム王子:うん、そうだね。家庭が関わるケースで被害者を家に送り届けるときなんか、かなり辛い。幸いなことは、僕は仕事上のサポートがとても充実していて、仲間と話し合い、そのケースの過程について理解し、良い結果も悪い結果も受け入れる。そして事故や事件の全容を理解することがメンタルヘルスには有効だったりするんだ。

キャサリン妃:メンタルヘルスの問題は、その個人だけでなく、その家族にまで影響を与えるものだものね。

ハリー王子:その通りだね。家族、友達、自分のことを思ってくれる人すべてに影響することだからね。個人の周りには常に人がいるのに、その周りには目が行かないんだ。特に兵役経験者なんかは、戦場で怪我をした軍人だけが傷を負っていると思われがちだよね。体に負った怪我は誰の目にも明らかだから比較的容易なんだよ。でも、それが心に負った傷の場合、その軍人、その家族、そして友達に与える大きな影響について、誰も気づくことができない。

ウィリアム王子:でも、その傷を直接負っている本人だけでなく、周りの人もその傷を共有することが、傷を癒すプロセスなんだよ。信頼できる人と分かち合うことが大切なんだ。

ハリー王子:僕たち兄弟は、お互い常にオープンに話し合ってきたけど、ひとつだけほとんど話し合ったことがないことがあるよね。子供のときに母親を失ったことについてはほとんど話すことがなかった。他の人の家族や小さい子供に話すときには、他の人が自分と同じように過去の辛い経験について全く話さないでいるのには耐えられないんだ。できる限り力になりたい。勇気を振り絞って、辛い出来事を受け入れ、若いうちにそのことについて語り合って欲しいと思うんだ。僕みたいに、大人になるまで事実から目を背けるんじゃなくてね。

キャサリン妃:あなたたちが母の死というトラウマを経験し、それに伴って二人が通ってきた悲しい出来事を考えたときにね、あなたたちがいかに強く、そしてその悲しみを乗り越えてきたということが信じられないほどすごいことだと思うのね。私は仕事を通してトラウマをもつ子供たちと接しているから、それがとてもよくわかるの。それに、二人の関係が固い絆で結ばれていて、すごく仲が良いでしょ。

ウィリアム王子:大概はね

キャサリン妃:そう、大概ね。でもね、あなたたちのように、こうやって共通の悲しみを一緒に乗り越えられない悲しい家族もいるのよ。

ウィリアム王子:こうやって僕たちが仲が良いのは、逆に言えば、僕たちが乗り越えてきた事があったからこそ他にはない絆で結ばれたんだと思うんだ。そんな僕たちでもね、自分たちの母親についてこれまで十分に話し合ってきていないんだ。

ハリー王子:うん、ほとんど話してないね。

キャサリン妃:このHeadstogetherのキャンペーンに携わることで、それに変化はあった?

ハリー王子:そうだね、過去を蒸し返すことに何の意味があるんだろう、ただ悲しくなるだけで、何も変わらない、母親が生き返るわけでもないのに、何の意味があるんだろうっていつも思っていたんだ。ウィリアムはそんな僕に、そういう考え方をしたら自分を傷つけるだけだって、きちんと過去に向き合あって母親について思い出す必要があるって言ったんだ。でも、僕はそんなふうに考えることができなかった。

ウィリアム王子:母親を亡くすという僕らと同じ経験をしている人が他にもいるわけだけど、メンタルヘルスの大切さに気づかないといけないんだよ。そのことから逃げ出しして、下手をしたら一生背を向け続けてしまうことになる。だから、誰かが勇気を出して話し始めないといけないんだ。

ハリー王子:今週末行われるロンドンマラソンは、それに携わった人たちが一年かけて作り上げてきた集大成だね。まずひとつの問題が解決されるきっかけとなるし、こんな素晴らしいイベントに関わっていることに本当にわくわくするよ。約3万人の走者のうち700人はメンタルヘルスチャリティー「Headstogether」を代表だねね。このマラソンで走る人たちはそれぞれが異なる目的のために走るわけだけど、150はいる参加チャリティー団体の真ん中にメンタルヘルスチャリティーのHeadstogetherがいる。これが、さっきから二人が言っているように、すべてを結びつけることになるんだよね。

キャサリン妃:参加する走者に会ったけど、みんな自分の周りの人々がメンタルヘルスについての会話をしていることに啓発されてるの。そして、メンタルヘルスに開かれた社会作りと前進のための啓発活動に関わることに対する意気込みがすごいのよ。

ハリー王子:メンタルヘルス マラソン

 

一人よりも二人のほうがいい

 

 


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